子供服のムチャチャについて。従来のキッズファッションとは別物な感じですが、セールや通販をお探しの方もいて、人気のようです。
ムチャチャは子供服のブランドです。高品位なキッズファッションと言えるブランドで、基本を70年代アメリカンカジュアルとしています。スペイン語で、子供とか少女とか言う意味がムチャチャという言葉にはあります。他のキッズファッションブランドとは、明らかに違っていて、ムチャチャの服には良質な童話と同じようなテイストが有ります。そう、エロティックでグロテスクな毒を含んでいるのと同じようなテイストです。それだけアート性というものがムチャチャの服にはあり、野心的なデザイナーの目論見が見て取れます。ムチャチャを単なるキッズファッションブランドとして見ていると、誤解してしまいます。デザイン傾向は確かに70年代のアメリカンカジュアルやユーズドファッションですが、ムチャチャは、カテゴリーとしてはおよそそれだけでは収まり切らないコンセプトを、内包しています。
ムチャチャをキッズファッションに選んだ理由が、ファッションビジネスとして、優秀なデザイナーが、ビジネスやトレンドの柵から解放される手段だったのではないでしょうか。実際に、アイテムのそこかしこにそのような節が見受けられます。ムチャチャはそれだけ、ある種の世界観、ファッションカテゴリーにこだわらないものを表現しています。ムチャチャのファッションアイテムは、大人のファッションと見ても、サイズを度外視するならば何ら変わりはありません。むしろファッションデザインがアバンギャルドと言っても差し支えないでしょう。ムチャチャのファッションアイテムはシリーズ化したアイテムはどれひとつとってもなく、丁寧な縫製が手作り感を色濃く残した良質の素材に施されています。
ムチャチャの生地に関するプリントの多様性は、確かに最近のサブカルチャ@のキッズファッションとは全く別次元のファッションで、これが果たしてキッズファッションと言えるかと質問されれば、NOであるとしか言えません。デザイン的な冒険も、逆にキッズファッションであるから出来るのだと言う見方も出来ます。しかし、ビジネス的に成功をこのようなキッズブランドが果たしたことと、人気を博している事には本当に驚きです。とにかく、ムチャチャは、その服を捨てたくないと思わせるだけの魅力があります。例え、子供の成長によって着れなくなっても、です。ムチャチャのコレクターがいると言われるほど、アートとしての人気もあります。そこまで行くと、ちょっと信じられない事ですが、最も注目されているファッションブランドである事は確かです。